パンダ劇場

備忘録。大体ネタバレ。

戦場のメリークリスマス

子供の頃テレビで観て意味は解らなかったのだが、所々映像の記憶はあって、でもその後、観ることはなく今に至り、映画館で観ることができるとは。

当時、この映画が地上波で子供の見る時間帯に流れていたのだな。

この頃の北野武は、タケちゃんだなあ。良いなあ。もちろん松村邦洋を思い出したりはするんだけど、キングオブコメディ今野も似たような雰囲気まとってるなぁ等と思ったり。

え、そんな皆さんこの頃日本刀持ってるの?切腹マジてする奴いるの?という疑問が生じたがまあそこは映画だから。

日本兵あたまおかしいよな。戦争があたまおかしくさせるんだよな。ていうか戦争したい人たちが皆のあたまをおかしくしているんだよな。「恥」って何だよ。「人権」がないよ。

デヴィッド・ボウイめちゃめちゃカッコイイ。あと、イギリスのいじめっ子ジャケット着てでかい犬連れてるのすげえな。(洋画をあまり観ないので免疫がない)

弟くんが、先日見た「怪物」の星川くんっぽいなあと思ったり。ま、まさかオマージュ?

「Merry Christmas Mr.Lawrence」は、最初にちょっと流れて、最後にもちろんフルで流れる。あちこちで聴くことはあるけど、そーだよ映画館で流れるのがいちばんしっくりくるのだな。当時の映画館って今ほど音は良くなかっただろうけど、そういう小さな映画館のそんなに高精度ではないスピーカーでも流れることを想定して作っているではなかろうか、などということをふと思った、知らんけど。

先日のKingGnuライブで、常田さんがおそらく坂本龍一を思いながら、ためにためてこれを弾いていたのだが、映画館ではもちろん一定のリズムで曲は流れていく。なので『気持ちが追いつかないまま時代が流れている事を淡々と流れる音楽で表現しているのだ』などと考えたりしたが違うよ。

音楽の入り方がちょっと独特でな、やっぱり牛尾くんっぽいのかなあ、ていうか牛尾くんに「後はよろしく」って言ってたらしいし教授。

ラストエンペラーの音楽はもちろん良かったんだけど、あれは、様々な経験積んでからの完成度高いヤツだったのかな、映画の規模もとんでもねぇヤツだからなあれは。戦メリは初めて映画音楽として手がけたものだったよな、ちょと違うわよね。

ラストエンペラーも高校生以来もう一度映画館で見たかったなー、気づいた時には終わってたぜ。もう一回やってくれないかなぁ。

最初のタイトルのコレめちゃかっこいい