パンダ劇場

備忘録。大体ネタバレ。

星の子

先日ライブで間近で観た宮沢さんと、永瀬さんの雰囲気が似ている(昔から)。だから永瀬さん出てくると「この間会いましたよね?」という気持ちがむくむくと沸き上がり困ったのだが、映画の内容には全く関係ない。

(以下、ネタバレ)

話の流れに気持ちよく乗る事はできなかったけど、内容は面白かった。

これ私としては、お姉ちゃん視点の話だったら解りやすくてスッキリするし共感できると思うのだが、ちひろはバッサリと親を切ってしまうタイプではないのがもどかしい。(おじさんのところ行っちゃえよーって思った。)でも、ハッキリしない迷いを表現した映画なんですもんね。

宗教ってたとえインチキでも人を救うからな、良し悪しはなんとも言えない。赤ちゃんが未熟児で不安いっぱいのはすごく良くわかる。不安を解消するのに乗っかってしまったインチキは、色んなことを決めてくれるから楽チンで、ずーっと乗っかっちゃったのよねぇ。当事者も本当は解ってるんだよなぁきっと。

外から見るとものすごくおかしな宗教だけど、中にずーっといるとそれか普通で居心地のよい場所なのだろう。あの合宿?研修?でちひろが友達といる様子がすごく自然。

大人向けの何かしらの研修会とか勉強会ってたまに宗教めいた雰囲気のやつあるよな。行った人が高揚して帰ってくる。

音楽も宗教みたいなもんですよ、と、あるミュージシャンが言ってたけど、まぁ、そうだね。グッズにあんなに金かけてな。

南先生は、最初っから嫌な感じの先生。さすが岡田将生。いるいるこーいう先生。挨拶(されるの)大好き怒鳴るの大好き先生。(ここまでのイケメンはさすがにいないけど)

海路さんは噂話を聞いてからのご本人登場だったので高良健吾出てきたときは、っぽい!っぽい!…って思った。居るね。焼きそば上手そう!

昇子さん、浅田家での黒木華さんとはまったく違ってヤバイ目してたのもさすが。

ちひろが傷ついてるときにくだらない事言って笑わしてくれる新村くん、なるほど中学生ならモテるね。中学生ならね。新村くんのお陰でちひろがあっという間に元気になってしまった。落ち込み、両親から離れる流れになるのではという私の予測は外れたのでございました。

ご飯が雑なのはヤバイよ。水はどーでもいいからご飯ちゃんと食べようよ。あの両親、生きていくのが面倒になってるのではないか?思考停止だよな。ちひろが家を出たら両親は野垂れ死にしてしまいそうだ。ちひろが家から離れないのはそのせいではないか?ふらっと何処かへいってしまいそう。だから合宿?研修?所で不安になったのかも。

※ 以前、noteに書いていたものをちょっと手直しして転載。