パンダ劇場

備忘録。大体ネタバレ。

脳男

強靱な肉体美には興味ないけど面白かったよ。ストーリーが、面白いね。上映後、男子高校生が「うわあ、オレ、こーいうのしんどいよぉ」なんて言ってたかと思えば、「生田斗真カッコイイ〜」という女子の声も聞こえてきて。血がいっぱい出てくるよという忠告をもらってたけど、気にならなかったのは、昨日「冷たい熱帯魚」を観たからなのか? 昔は、全然駄目だったのにな。人がいっぱい死ぬのも、作り話ですからと割り切れるようになりましたのさ。というか、出てくる人達の共感が少なかったからかな。脳男はああいう人ですからね、感情移入できないし、松雪さんも共感点は見いだせず。なので、ワタクシ的には意外にも、どちらかといえば後に残らないタイプの作品となりました。最後の音楽がスッキリ感倍増でしたし。気になったのは、爆発多すぎじゃねーか?…というのと、そのカーチェイスは必要?という点。そういうことすれば、すごい映画という印象になるというのが今だにあるのかしら? 「おい新人」「先輩ボク3年目ですよ」のくだりもなんだかちょっと残念。舌を切るというもなんだか下品だし。もしかしたらB級的なものを目指したのかしら?なんて思ったりもするのだが、そういう風に映画を観たことが今までなかったので、よくわかりませぬが。でもそういう路線で、脳男を使って、一話完結の連続ドラマとか、どうかね? 思い切ってコメディにしちゃ駄目かね? 後半、脳男がコミカルに見えてきた気がするのさ。生田斗真がいい感じに演じてくれているので、何か別なカタチでもうちょっと脳男を観たいかなあとオモイマシタ。



そんな訳で、やっと見れた映画館でのプラチナの予告。映画館は大画面だけでなく音がいいということに気づかされました。「DNAプロファイリングの結果…」の台詞がとてもイイ声で、なんか、腹に響きましたぜ。