パンダ劇場

見たものの記録。大体ネタバレ。

ひとりぼっちじゃない(同時鑑賞会)

note.com

これに参加しながら視聴。クローズドイベントということなので、ここでは内容には触れずに自分の感想だけ書きます、イベントの内容を知りたい人はさようなら。

 

「zoom」で「同時鑑賞会」って事は、DVDの副音声に入っているコメンタリーの生配信的なものかな?と想像。

かつて映画をDVDレンタルで見ていた時は、副音声としてコメンタリーが入っていれば、二回目は必ずそれを聴きながら観ていたのだった。

映画館での副音声付き上映というものも一度見たことがある。「銀魂」で。

「浅田家」のDVDを購入してびっくりしたのは、ビジュアルコメンタリーの特典ディスクが付いてきたこと。コメンタリーを映像付きで!わざわざ別のディスクで!さすが国民的アイドル主演の映画!(でもそれって購入せずにレンタルで観る人にはコメンタリーは聴かせないということだからあの旧事務所らしいやり方だな)

映画を配信で観るようになり、コメンタリーを聞く機会が減ってしまったのを残念に思っていた。というかコメンタリーのことをすっかり忘れていた。そもそも副音声にコメンタリーが入っている事も少なかったけど。

 

この「zoomトークイベント&同時鑑賞会」に参加するためには、まず直接メールを送り詳細を聞かなければならないというハードルがある。なので気になりつつ暫く問い合わせをせずに放置していたのだが、主演ご本人のアナウンスにより思い出し。(これがなければ申し込んでいなかったであろう。)このアナウンスにより定員に達してしまうのでは?、と、あわてて問い合わせしたのだった。(定員があるという記載はなかったと思うが、zoomだから人数制限はあるだろうなと勝手に予想)ええ、主演、意外と商売上手。このイベントには主演ご本人の参加はないのだがこのアナウンスではその事を明記せず「・・・あるそうです。」という言葉にその意味合いを込めているところも強かだと思います。 

 

考えてみると大抵DVD副音声のコメンタリーは、監督と主演俳優や、監督と何かのスタッフという現場にいた人で行われているのだが、映画評論家という第三者的な人のコメンタリーっていうのは聞いた事がなかった。

映画評論家の文章というものは映画をややこしく考えてるような気がして、一般の人に向けた文章ではなく同業者や映画関係者に向けた文章なのでは?と思うこともあり、あまり読まないのだが、このイベントは対象者が絞られているからそこに合わせてくれてくれているのであろう解りやすい解説だった。

この「ひとりぼっちじゃない」という解りやすくはない映画を解読するポイントを言語化して説明している。めっちゃ楽しそうだし、押し付けでもない。あくまでもこういう見方がありますよという程度で済ませているところが良かった。あと、文章を読んだ時の印象と顔を見ながら話を聞いた時の印象が全然違っていて、思っていたよりくだけていたので、最初は緊張していたがすぐに緩い気持ちになった。

 

私は、娘と家にあるワイン飲みながら観てたのだが映画終了後の監督インタビューでウトウトしてしまったけどアーカイブがあるから大丈夫。

オンラインを使ったこういうイベントに参加したのは初めてだが、こんなのあったらひとりで暮らしていても全然寂しくないね。歳とってあまり動けなくなっても楽しい事はたくさんありそうだな。

 

コメンタリー面白いから、配信で観る映画でも何らかの形でコメンタリーを聞く機会を設けて欲しいなあ。ポットキャストで聞けるとかね。監督バージョンと映画評論家バージョンがあると面白いな。

 

というか「ひとりぼっちじゃない」は私、DVD購入したのだが、監督+主演のコメンタリーが副音声で入っていることを期待してたが、なくてちょっと残念だった。