パンダ劇場

見たものの記録。大体ネタバレ。

人のもの、自分のもの

やたらと人のものを欲しがる子というのがよくわからない。突然ちょうだいとか言えるなんて信じられない。小学校高学年くらいの子である。

未就園児時代、人んちのミニカーなどをポケットに忍ばせてちゃっかり持って帰る子は、たまにいた。それも正直わからないのだけど、ま、子供だからそういうこともあるのかと思っていた。

未就園児時代、うっかり人のものを持ってきちゃう子と、ある程度大きくなってから、ちょうだいちょうだいを連呼する子が、同じなのかは解らない。でも、人のものと自分のものの区分けがハッキリしないというのは、どちらについても、あるのかな。

私が、人のものをパクったり、ちょうだいとか言えないというのは、ものに対する思い入れがありすぎるのだ。必要以上に、自分のものを人にいじられるのが嫌な事がある。それはそれで、めんどくさい人だ。マンガ本やCDの貸し借りを本当はしたくなかった。そうなると、中学高校の友人つきあいとしては、ちょっと厄介である。CDについては、録音してあげる…という策をとった。

人のものを借りていると落ち着かない。唯一、結果的に借りパクしてしまったものがあるが、それは、育児に翻弄されていた時だった。ビデオテープを借りたのだが、返そうと思ったときは、DVDの時代になっていた。

大人になって、人にものの貸し借りをすることがなくなってホッとしている。大人になって本を「貸して」と言われて貸し、返ってこなかったの事が二度ある。返してと一度言ったが返ってこなかったので、二度とも再び購入した。面白いから観て!と言って、無理に貸したDVDが返ってこなかった事はあるがそれは、無理に貸した自分が悪い。

ま、そんな訳で、娘の友達に、そういうちょうだい娘がいる。ちょうだい娘は、急に遊ぼうと言いだし、親の送迎を求める。断ってもなかなかあきらめてくれない。困った子なんだけど、そんな事じゃ、そのうち仲間はずれにされるんじゃねぇかと勝手に心配もしている。

どうしたもんじゃろのう?と、娘と対策を練っている近ごろである。