授業参観で子供が自分の夢…などについて発表。小6のムスメ。
- 夢なんてまだよく解らないので、インターネットで職業適性診断をやって、そこから選んだ。半数ぐらいの子がそうして決めている。
- きっかけはテレビで観たと言ったけどソレは嘘。(他にもテレビで観たからという子が多数いたけど、真偽は不明。)
- 好きなことを仕事にしたいと言ったが、好きなことは仕事にしないほうが良いと思っている。
とのこと。そうやって無理矢理絞り出した「夢」を私らはどういうこころもちで聞いたら良いのか。「夢」を聞かれ発表することにうんざりしている近ごろの子供達。「夢」=「職業」となってしまっているのも本当は違うよね。ほんでもって、そういう具体的な職業について変な固定観念植え付けるのもなんだかさー、という先生のコメント。
- 料理人になりたいという子に「ご馳走して」と。いやいやそこは、教え子の仕事に対してきちんとお支払いしていただきたい。その賄賂の要求みたいなのやめて。
- プロのスポーツ選手になりたいと言えば「何億も稼ぐから友達になっておくといいですよ」と。それも賄賂の要求?
- プログラマーとかゲームクリエイターには、ノーコメント。
- 近くの大学に獣医科があるけど、すごい難しいぞ。というのは、事実なのでOK。
- 看護婦とか医者が足りないから…というのも、たぶん事実なのでOK。
そこまで話すなら、実際どれだけ稼いでいるのか、職場環境はどうなのか、求人はあるのかとかいう現実的な話まで教えてあげたいと(再)就職活動中の身としては思ったりする。
子供達が進路を決めていく様子を見ていくのは、人生を半分くらい終えてしまった大人としては、楽しい。でも急かしたり口を出したりしすぎないように気をつけなきゃ。
この日、篠原ともえの「課外授業 ようこそ先輩」を最後の方だけ見た。シノラーブームが去ったあと、どうなることかと思ったけど、あまりテレビで観かけなかった時期もちゃんとやりたい道まっしぐらだったようで、今に至っているのが素敵。こういうふうになれれば素敵。
そして何故か偶然その後、ムスメを出産した助産院の助産師さんをテレビで見る。彼女は出産にまつわるあれもこれも大好きだと言い、私が出産で入院していた数日間、いつも本当に楽しそうにしていた。もちろん見えないところでは色々あるのだろうけど、多分そんなに歳も変わらない彼女がそんな風に日々仕事をしていることが、ちょっと羨ましく思ったのだった。