パンダ劇場

備忘録。大体ネタバレ。

THE BOOM FINAL

THE BOOM FINAL(初回限定盤DVD)

25年の凝縮だからね、しばしBOOMから離れていた身としては、現場での様々な展開に気持ちが追い付いてなかったりしたな、とか、ちょっと冷静に思い出す。このわかり易くはない曲調に、どう乗っかればよいのかって、ちょっと戸惑っているのではないかというお客さんもいたんじゃないかなぁ。ラストだから、初めて観に来た人とか。
ファンクラブの人が集まってる前のほうのあの辺の盛り上がりにぐちゃっと混ざって観たかったなとか思う。とっくに辞めていたし、解散発表後加入できないのには納得だから、まあしょうがないんだけど。
当人のMIYAは、やりきってすっきりして悔いはなく終わっていった。まさにずーっと、そういう表情でしたし。
新しい終わり方よね?当人は、やりたいようにやっているだけで、そんなつもりはないんだろうけど。いやでも、なかなかね、こうね、すっきり辞めるのはできないよね。仕事とか辞めようかという時に、これ見たらいいかも。いやでも、ここまでやりきってないからダメとか思うかな。
DVDで改めて見ると、ものすごい運動量。横から見てたから、こんなに右左に走っていたとは気づかなかった。後半にもきっちりダンスありましたし。後半のジャンプは点数が高い、みたいなフィギュアスケート感覚で拝見。MIYAは、この二日後だったかには、沖縄で三線作ってたのよね。タフなおじさんここにも。最後の、たすきサスペンダー&帽子姿は、ぜんぜんおじさん感なかったけど。
現場では琉球太鼓の音がものすごく聞こえたんだけど、DVDでの音はそんなに大きくないのね。マイクとかないしね。いやいやあれこそ、生で聞いて良かったな。
とろぴかりずむTROPICALISMの時の歓声(この曲もやるの?うひゃっ、みたいな)と、「問題作」発言のどよめきもちゃんとDVDに収まっていて良かったでございます。「問題作」はこれまた爽やかなお顔で発言していらっしゃる。どんな問題か知らないけど、問題だった事なんてもう何の問題でもないのだね。
それにしても『相変わらず』お気楽な音楽が蔓延しているとおっしゃられてました。
相変わらず。

手紙からの墓標がね。