パンダ劇場

備忘録。大体ネタバレ。

島唄以外の THE BOOM

アルバムベスト5とか勝手に考えた。

A Peacetime Boom

A Peacetime Boom

  • いちばんわかりやすいやつ。ホコテンで注目されるよなそりゃコレは…っての。歌詞がなんかカワイイので当時の10代女子にはとっつきやすかったのである。ジャケット写真素敵。当時、カセットレベルの背表紙に「BOOM」と書かれたユニコーンのアルバムとこれと、どっちがどっちかいつも一瞬迷っていたのだった。カブった意図がわりと一緒だったみたいでね。


サイレンのおひさま

サイレンのおひさま

  • スカが混じる。レピッシュから流れてきたワタクシとしては「FISH DANCE」にヤラれたさ。引き続き歌詞はカワイイんだけどその裏に社会問題もひそめていたみたいで。当時ハッキリは解らなかったけど、なんか言いたいのねというのは感じて、それがまた魅力的でございました。これもジャケット良い。魚の目ですよ、コレ。


JAPANESKA

JAPANESKA

  • スカに沖縄も混じる。カワイイ歌詞健在。「中央線」「からたち野道」もこのアルバムだったのだな。曲がそれぞで個性的でよくできている。今になって聴いても一曲一曲しっかり覚えてるなーと思った。意外にも「島唄」は、ここじゃないのだ。


極東サンバ

極東サンバ

  • ブラジル要素が入りガラッと変わって、歌詞がカワイイ感じでなくなったので、離れていくファンもいたのだがそんなことはおかまいなし、僕たちのやりたい音楽をやるのさっていう感じが時代に反していて素敵でございました。サンバだけじゃなくボサノバっぽいのが割とあるので、ちょいと大人な感じで。日常的に聴くにもなかなかイイカンジで。ライブも新鮮でドキドキ。大人数で大迫力。リズムとるのがちょっと難しかったりしてすごい楽しかった。


TROPICALISM‐0°

TROPICALISM‐0°

  • 前作のブラジル要素をさらに熟成。でもただブラジルっぽくなるのではなく、ちゃんと和風だしを使って味付け、みたいな感じで。「手紙」はここ。相変わらず独自路線をつっぱしる。なのでワタクシも、この頃、流行りのコムロファミリーとかスマップとかが全然良いと思えずさっぱり聴いていなかった。ライブは前のツアーがすごいよかったからどーなるんだろうと思ったけど、期待裏切らず。ファンも熟成されてて、ライブではもうそれぞれが好きなように踊ったり、踊らなかったりで会場全体居心地が良かった。「TIMBAL YELE」とか、踊るのもじーっと聴くのもどっちもアリなのよね。このアルバム出した後、ちょっとお休みしたんだったかな。ここまで一気に、いろんなもの出したからなー、そりゃ休まないとねーとか、思った。

これを無理やり絞ってベスト3にするなら、「A Peacetime Boom」「ジャパネスカ」「極東サンバ」。